変形地に計画した全館空調の住まい
敷地面積
- 117.16m2 (35.44坪)
延床面積
- 106.47m2 (32.21坪)
施工
- 株式会社 竹屋
約35坪の三角形状の変形地に計画した住まいです。
採光を得たい南方向が三角形状敷地の頂点であったため、南東や南西には近隣の建物が迫っていて採光条件が厳しく、正形なプランでは納まらない敷地形状したが、正形さをあまり要求しない用途を敷地の鋭角部に配することで、周辺環境を借景としつつ、プライバシーも確保した内部空間を成立しました。ステップする床に天井高の変化も相まって、曇り空でも明るく居心地の良い住まいになりました。
この建物はエアコン一台で空調可能な、床下空間を利用した、ハイブリッド(輻射と対流)方式の全館空調システムを導入し、快適な室内環境を得つつもランニングコストを抑えています。
建物はUA値0.52W /(㎡K)、断熱等性能等級5以上、断熱性能推奨水準HEAT20 G1以上の性能に、繰り返しの大きな地震に充分に耐える制震構造も付加しています。
建築費の高止まりの無い背景下において、優先順位を見定めることで自然素材の使用を基本としつつ建物の性能も維持しました。