桜並木を臨むＫアパート

49坪の敷地に計画した4軒長屋式の賃貸住宅です。
建物の概要は、広めの1ＤＫと、2ＤＫが各2戸ずつの、約11～12坪の4世帯の構成となり、2階の2世帯には吹き抜けに面した大きめのロフトを設けています。
また、北側の2世帯は通風や採光の面で、桜の花を楽しみながら飲食もできてしまいそうなゆとりのある中庭とルーフバルコニーをそれぞれ設けました。
各住戸は天井一杯の建具によって、大きな一室として繋げたり、個室として仕切ることが可能な構成です。
無垢の床材やその他の付加価値として、制震構造や床暖房、浴室乾燥暖房機まで完備しています。
賃貸物件ですので贅沢はできませんが、シビアなコストコントロールが要求され、機能性や耐久性、そして維持管理の経済性もにらみつつ、素材感が損なわれないような仕上げ方法や材料自体を吟味しています。