ワークスペースのある 猫と暮らす住まい

敷地面積

75.35m2 (22.79坪)

延床面積

94.74m2 (28.66坪)

施工

江中建設株式会社

施主紹介

ザ・ハウス

新旧の建物が混在する地域に計画した住まいです。

敷地の長手方向が北面にあたり、敷地全体に厳しい高度斜線制限がかかるため、より効率良く面積を獲得し、より豊かな生活空間を実現するために、建物の半分のボリュームを半地下階としたスキップフロアの構成としました。

各空間は適度に分節しつつも繋がり、数値面積以上のゆとりや広さを感じると共に、天井高の変化も伴って、様々な生活のシーンに順応する居心地の良い住まいとなりました。

降雨時でも傘の要らないビルトインガレージからアクセス可能な玄関ポーチ。
高い天井をもち屋外テラスと繋がる開放的なダイニング。
猫のためのステップが設けられた落ち着きのあるリビング。
料理が楽しくなる機能的で収納力の多い明るいキッチン。
中庭が眺められ執務に集中できる半地下階のワークルーム。
趣味の日本舞踊のお稽古も可能な畳の客間。
etc…。
住まい手の今までのライフスタイルをブラッシュアップするアイデアが盛り込みました。

玄関には愛猫の脱出防止のための建具を設け、ワークルームにはWeb会議時に愛猫が侵入するのを阻害するための建具も設けました。この建物はエアコン一台で空調可能な、床下空間を利用したハイブリッド(輻射と対流)方式の全館空調システムを導入し、快適な室内環境を得つつもランニングコストを抑えています。
建物はUA値0.57W /(㎡K)(ZEH基準)、断熱等性能等級5以上、繰り返しの大きな地震に充分に耐える制震構造も付加しました。
建築費の高止まりの無い背景下において、優先順位を見定めることで自然素材の使用を基本としつつ建物の性能も維持しました。